4月1日、競輪の25年度の売り上げが発表された。1兆5487億8116万3200円。12年連続アップの前年度比116.6%で、97年以来となる1.5兆円を超えた。長らく低迷していたが、20年度にコロナによる巣ごもり需要で再浮上。初の2兆円越えも夢ではなくなってきた。
昨年も同時期に算出したが、〝レース単価〟はどうか。25年度に成立したレース数は2万7333。売り上げをレース数で割ると、レース単価は5666万3117円(小数点以下は四捨五入)。昨年、24年度は売り上げ1兆3282億4400万6800円に対し、レース数は2万8869で、レース単価は4600万9353円。24年度の数字は千葉250で行われたPIST6の数字も含まれるため、単純比較は難しい。それでも、レース単価1000万円増は、すさまじい。
1車当たりに賭けられた金額はどうか。25年度、成立したレースのうち、7車立てが2万4814、9車立てが2519。延べ出走選手数は19万6369人。売り上げをこれで割ると1レース当たり1選手に賭けられている金額は約788万7096円。欠車を換算していないため、実際はさらに高い。24年度も同じように計算すると、約644万7129円となる。選手がファンから背負う金額も140万円ほどアップしている。ちなみに「KEIRINグランプリ2025」は66億3782万7300円を売り上げた。これを9で割ると、S班1人当たり7億3753万6367円を背負ったことになる。
単純にレース数を増やしたから売れているわけではなく、レース単価も上がっている。民間サイトのポイントバック率が制限され売り上げが不安視されるが、競輪人気は確かなもの。来年も明るい年度売り上げの話が聞けるに違いない。
◇渡辺 雄人(わたなべ・ゆうと)1995年(平7)6月10日生まれ、東京都出身の30歳。法大卒。18年4月入社、20年1月からレース部・競輪担当。22年は中央競馬との二刀流に挑戦。23年から再び競輪一本に。愛犬の名前は「ジャン」。


